セダンはセルシオ

セルシオへの憧れ

セルシオと言えば、我が家では祖母が乗っていた車というのが一番強い思い出です。
祖母はもともとトヨタ車しか乗らないと決めており、クラウンに乗っていました。
クラウンを買い替える時、それまで乗っていたものよりグレードの高いクラウンへと移行していましたが、ついにクラウンの一番高いグレードを手に入れ、さぁ次はどうする?となった時、目についたのがセルシオだったそう。

当時、まだ高校生だった僕はセルシオの魅力も価格も知りませんでしたが、いざ乗ってみると助手席に乗るだけで伝わる高級感の虜になったのです。

その頃はまだ免許も持っていなかった私ですが、いつかこの車を運転したいと強く感じたのが始まりです。

今でこそ、若者が改造して乗る車というイメージを持つ人も多いセルシオですが、その頃はお金持ちが乗る高級セダンというイメージが強かった時代です。
「いつかはセルシオに乗りたい」と言っているのも、30代~40代の人が多かったように思います。

セルシオの登場前、トヨタのセダンと言えばクラウンという時代がありました。
クラウンはトヨタ自動車の歴史にこの先もずっと刻まれ続けるであろう人気を誇ったセダン車です。
クラウンへの憧れを抱いていた時にセルシオが登場し、衝撃を受けた方も多いかもしれません。
4000ccという大きなエンジンですがとても静かでスタイリングとエンジン性能、居住性に優れたまさにラグジュアリーな車が登場したのです。

クラウンからセルシオに移行した人を始め、セダン車に興味のなかった世代までをも取り込み一気に人気車種となったセルシオですが、やはりその価格ゆえに実際に手に入れられるかと言われればそう簡単にはいかないというのが現実です。

幸い、我が家にはセルシオがあったので、高校生だった僕には自分で買ってやろう!という気持ちはまだありませんでした。


セルシオへの憧れについて

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